研究室・教員紹介
医療・
福祉建築計画研究室
当研究室では、空間及び環境に対する様々な利用者の潜在的な内容も含めたニーズや利用状況等を把握、分析し、今後の望ましい建築設計に資する知見を得ることを目的とした研究活動を展開しています。研究対象とする空間及び環境は、医療・福祉関連施設を中心とし、福祉的環境という観点からは、住宅、公共施設など多様な用途における、こどもや高齢者にとっても利用しやすい施設設計に着目した範囲も及びます。また特に沿岸域や水辺に立地する施設、水を使用する空間を包含した内容も扱っています。
一方で、近年は様々な自然災害が頻発しており、近々の災害発生も複数予測されています。このため、医療・福祉関連施設、公共施設における平常時だけではなく、災害発生後の建物の使用、及びその施設での活動継続を考慮した施設設計・計画に関する研究も並行して実施しています。
研究活動の成果は社会に還元し、平常時も災害時も使用しやすい施設環境の実現と、その効果が沿岸域を含めた防災力の強化につながることを目指します。
主な研究テーマ・設計提案
研究室・現地等での活動を通じて、多角的に思考し、独自性をもつ付加価値のあるデザインを考案する知見を得るための研究及び、関連する内容の設計提案を行っています。
- ●災害時に対応可能な医療・福祉施設の建築計画に関する研究
- ●自治体における医療救護所設営に関する研究
- ●医療・福祉施設の水辺を含む癒しの環境づくりに関する研究
- ●高齢者の利用を考慮した大規模集合住宅の親水空間を有する共用施設に関する研究
など
教員紹介
- 江川 香奈
- 准教授