- INTERVIEW
- インタビュー
家族でカイケン


佐藤 有史さとう ゆうし
- ㈲佐藤建築設計事務所 代表取締役
- 1994年3月学部卒業(西條研究室)
佐藤 友香さとう ともか
- 大学院前期課程2年(ウォーターフロント都市工学研究室所属)
佐藤 有史
カイケンではどのような勉強・研究に取り組まれていましたか?
卒論は「浮体式海洋建築物の係留システム計算用風荷重・波漂流力に関する研究」でした。

カイケンでの学びを通して、学科の印象は?
もともと、幅広い知識を習得したいと思っていましたので、海洋と建築の両方を学べたことは視野を広げる事ができました。多角的な行動は今も続けていますし、すべて建築設計に還元されていると思います。概論の授業で「水のない所は世界中にどこにもない。全て海洋建築に通じる」という先生の言葉は原点にあると思います。
2人のお子さんがカイケンに入学されたのは、お父さんの影響が大きい?受験時に家族でカイケンについてお話をされましたか?
海洋と建築からまちづくりまで幅広く学べる良い学科だよ、と言っていたと思います。特に福島は震災後の建築のあり方とか、原子力発電所からの処理水の海洋放出での県民との合意形成のあり方とか、持続可能な開発ってなんだろうかとか、話したと記憶してます。また、「直島」や「T.Y.HARBOR」に一緒に行ったことは印象深いです。
娘さんが在学中の現在、家族で大学についてのお話をしますか?
先生の話とか、海洋実習は何処に行くのか、設計課題は何かとか、力学はどの当たり学修しているのかは話題に出しています。就職に内々定がでた今は研究に邁進してほしい事を話しています。研究での結果はもちろん、過程で得られる事はたくさんあると思います。また、興味ある分野に突き進んでほしいですね。(姉:大学院前期課程2年、妹:学部2年)
佐藤 友香
海洋建築工学科に入学(編入)したきっかけを教えてください。
短期大学部で建築の基本的なことをしっかり学べたので、興味があった防災のことや港湾や漁港等の専門的なことについて学んでみたいと感じたからです。
海洋建築工学専攻に進学した理由と現在の研究内容について教えてください。
研究を進めていく中で、より漁港の活性化について調査を進めたいと感じたので、大学院に進学することを決めました。現在の研究テーマは「三陸沿岸の漁港空間の多目的利用について」です。東日本大震災の復興事業の結果、巨大な防潮堤ができてしまい、海を見渡すことができる場所が少なくなってしまいました。そこで、防潮堤より海側にある漁港自体を観光客が訪れる場所として積極的に活用していくことで、漁村振興につながると考えています。
海洋建築工学科に入学(編入)する際に、カイケンについてお父さんからどのような話を聞き、どのような印象をもちましたか?
高校生の時から、よくカイケンの話は聞いていました。「建築をしっかり学べる上で海洋のことも幅広く学べるし、良い先生たちがたくさんいるよ」という話を聞き、カイケンなら安心して編入できるなと感じていました。あとは、短期大学部の時から、海洋建築に関する記事をよく私に送ってくれていたため、実際に海洋建築について学べる日のことを楽しみにしていました。