海洋建築工学科・海洋建築工学専攻

人間の骨格にあたる建物の骨組みを設計・施工する能力を身につけます。構造材料の性質と特性に関する知識、建築物と海洋構造物に作用する力の解析方法、骨組の耐力の評価方法を学ぶことで、陸域の建物だけでなく海洋構造物の構造設計・施工ができるようになります。

「構造の⽇⼤」の構造⼒学を体得する

建物には自重のほかにも地震時には地震荷重(水平慣性力)が作用します。建物に荷重が作用した際の“力の釣合い”・“変形”・“耐力”について、基本から応用まで体系立てて学びます。構造力学の本質を修得するために、演習によるトレーニングによって実践力を身につけます。

構造実験を通して座学の理解を深める

安全・安心な建物を設計・施工できるようになるためには、構造実験による実現象の理解が欠かせません。A2画用紙一枚で100kgfの重量が支えられる梁の製作に挑戦したり、チームで製作する鉄筋コンクリート梁を破壊したりすることにより、モノ造りと構造の楽しさを学びます。

建物を設計・施工するために必要な専門知識を修得する

実社会で多くの建物の研究開発・設計・施工に携わってきた経験豊富な教員から、建物を設計・施工するために必要な、実践に基づく最先端の技術を修得することができます。一級建築士取得のためにも欠かせない知識です。

陸上建築のみならず海に浮かぶ建物についても学ぶ

限られた陸上空間だけではなく、海洋空間を利用するために海上に建物を建てるケースもあります。海上に建物を施工する方法や、建物を海底に固定させる方法、浮かせる方法について学び、安全性・居住性・機能性を確保するための技術を修得します。