INTRODUCTION
学科・専攻紹介

カリキュラムの特徴

カリキュラムの特徴

海洋建築工学科では、建築学の基礎知識だけでなく、人と地球環境に優しい都市や建物を計画・設計・施工できる建築家・技術者を養成するためのカリキュラムを用意しています。

学びのステップ

1年次
海洋建築の社会的役割を知り、必要な基礎知識を修得する
建築の基礎に加え、建築と海との関わりをグループワーク等を通じて理解し、海洋建築的思考を養います。

1年次には建築の基礎や海に関する知識の基礎を修得するための科目が配置されています。ベーシックデザイン演習では、初学者でも安心して学修ができるように、少人数制を採用し、密度の濃い学修ができる環境が揃っています。もちろん、デザインだけではなく建築構造に関する知識も学修でき、座学においても実験等と並行して学修することができるように工夫されています。海と建築では、建築が海とどのように関わっていくかをアクティブラーニング形式で学修することができます。最終的にはグループごとにポスターを作成し、発表会も行うことで、発表資料の作成技術や人に伝える技術も身につきます。

  • ベーシックデザイン演習

    ベーシックデザイン演習

  • 海と建築

    海と建築

2年次
専門科目とデザイン演習を通じ海洋建築工学を理解する
構造系、計画系、環境系科目をバランスよく修得することで、将来の選択肢を広げる幅広い知識を修得します。

2年次には、1年次に学修した基礎知識をもとに、さらに専門性の高い知識や技術を修得するための科目が配置されています。デザイン演習では、ベーシックデザイン演習よりも、より具体的な建築を設計していきます。ここでも少人数制を採用し、自分の設計した作品を発表する機会も用意されています。建築構造に関してもさらに高度な知識と技術を、実験と並行して行う座学において修得することができます。海洋に関する科目も多く配置されており、海の波・流れについての専門知識や海洋環境や観測技術についての知識も学修することができます。

  • デザイン演習での発表風景

    デザイン演習での発表風景

  • 海洋建築実験(構造実験)

    海洋建築実験(構造実験)

3年次
研究室活動を開始、海洋建築工学を修得する
自身の興味・関心に沿った研究室を選択し、調査・研究・議論・発表を通して専門知識と技術を修得します。

海洋建築工学科では、3年次の前期から研究室に所属します。2年間という短い時間で、自分の本当にやりたいことを見つけることはとても大変で、毎年学生は大いに悩んで研究室を決めています。魅力的な研究室が多いことも、悩む要因となっているのでしょう。研究室に所属後は、研究室ごとにゼミ活動が用意されており、実験や調査を行ったり、デザインに関する学修をしたり様々です。卒業研究をより良いものにするための準備や社会で活躍するための技術の修得がこの時期から行われていることは、学生にとってとても有意義なものになっています。

  • ゼミ活動の様子(現地調査風景)

    ゼミ活動の様子(現地調査風景)

  • ゼミ活動の様子(デザインの考案)

    ゼミ活動の様子(デザインの考案)

4年次
卒業研究を通じて、実践的な応用力を修得する
総合演習で実践力を養い、卒業研究でより高度な専門領域へと踏み込み研究成果を自身でまとめます。

海洋建築工学科では、3年次から研究室に所属するため、卒業研究の内容はとても濃いものになっています。理工学部の施設を活用し、様々な研究活動が行われます。それとともに総合演習という講義では、自分たちの行っている研究活動の有用性や位置づけを意識しながら、所属研究室の異なる学生同士がグループワークを行い、さらに学修を深めることができます。就職活動も本格的に始まります(実際には3年次の後期から準備します)が、就職に関するバックアップ体制も整っており、毎年100%の就職率をキープしています。

  • 卒業研究での模型作成風景

    卒業研究での模型作成風景

  • 卒業研究での実験風景

    卒業研究での実験風景

大学院前期課程(2年間)
修士研究を通じて、即戦力となるスキルを修得する
2年間の研究を通じて、専門領域での問題解決能力を高め、高度な能力を修得します。

社会ではいまや、大学院(博士前期課程)を修了して得られる「修士」(マスター)の学位は、エキスパートエンジニア・設計者にとっては必須となっています。大学院進学により、更に高度な専門知識と技術を修得することができるだけでなく、自ら新たな「問題」を創造、自ら挑戦し、乗り越える力を育むチャンスが得られます。

専門教育科目のカリキュラムは「計画系科目群」、「構造系科目群」及び「環境系科目群」の3つの柱から構成されています。
これらの科目群の中から将来の技術者像にあわせて科目の選択ができ、そこから得られる知識及び技術を将来的に生かせることができます。

社会人に求められる幅広い教養とコミュニケーション力、技術者に求められる工学的知識や問題解決力等を身につけるため、総合科目群を用意しています。
特に、3年生前期からのゼミナールでは、授業の枠を超えて高度な知識・技術を身につけるために、少人数教育の授業が行われます。

計画系科目群

計画系科目群

空間計画・
デザイン能力
詳しくはこちら
構造系科目群

構造系科目群

構造設計・
施工能力
詳しくはこちら
環境系科目群

環境系科目群

環境の持続的
利用能力
詳しくはこちら
総合科目群

総合科目群

社会人・技術者の
基礎的能力
詳しくはこちら
大学院科目群

大学院科目群

高度な専門知識と
技術の習得
詳しくはこちら