研究室・教員紹介

海洋空間利用工学研究室

研究室は沿岸地域から沖合までの空間を積極的に利用するための工学を追求し、海洋建築物や海洋構造物の計画・設計に必要な工学技術と各種性能の評価方法を開発したり,その特性を探求することを目的として研究活動を行っています。

海洋建築物は海洋波である波浪や津波の影響を受けるため、海洋建築システムを設計・計画する上で、海洋波について考慮する必要があります。そこで当研究室では海洋波の現象を理解し、波や流れなど流体影響による環境外力を工学的に取り扱える評価方法を探求し、波や流れの中での海洋建築物の揺れや振動といった性能評価に関する課題を取り扱っています。また近年では津波に対する沿岸域の防災意識の高まりに応えるために、港湾内に係留される船舶の被災から陸側への津波被害拡大予測を行うと共にその回避方法についても我々の解決すべき課題としています。

つまり海洋空間を利用するために必要な工学技術に関する全てを研究テーマとしています。幅広い課題解決を目標としていますが、以下が基本的な研究領域となります。

  • 海洋波と構造物の連成問題と運動応答性能評価
  • 海洋再生可能エネルギーと海洋資源の有効利用のための技術開発
  • 海からの脅威に対する防災・減災対策の確立

研究対象の海洋建築物の種類は多岐にわたり、海洋再生可能エネルギー開発のための構造物から船舶、超大型浮体式海洋構造物まで様々です。構造物のみならず海洋空間の利用方法,利用システムや新たなコンセプトの提案とそれらの実現可能性を追求します。

  • 垂直軸型可変ピッチ翼水車の実海域実験

    垂直軸型可変ピッチ翼水車の実海域実験

  • 複数配置した潮流発電装置の数値シミュレーション

    複数配置した潮流発電装置の数値シミュレーション

  • 津波による建築物と浮体の衝突シミュレーション

    津波による建築物と浮体の衝突シミュレーション

教員紹介

  • 居駒 知樹
    居駒 知樹
    教授
  • 譚 雷
    譚 雷
    助手
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