研究室・教員紹介
ウォーターフロント
都市工学研究室
都市のウォーターフロントを、(a)有効に利用し、(b)快適で楽しく、(c)安全で、(d)美しい空間に、整備していくための方策を考究しています。
研究のキーワード
クルーズ観光、水辺・海洋景観、海洋性レクリエーション、臨海・親水公園、防災・安全・避難計画、沿岸地域活性化、水辺の産業観光、水上交通整備、水中文化遺産、環境価値評価、住民意識調査、海上居住、海に関わる政策と法制度
主な研究テーマ
- (a)ウォーターフロントの有効利用と空間整備
- ①大型クルーズ客船の寄港地に適する港の選定
- ②工場夜景や軍港を対象とした観光クルーズ
- ③ウォーターフロントにおける産業観光資源の発掘
- ④遊休化した地方漁港空間の有効活用方策
- ⑤水上飛行機発着に適する漁港の適地選定
- ⑥臨海軍事要塞の施設保存と公園化整備
- (b)ウォーターフロントの快適環境整備
- ⑦常時滞水型調整池の市民開放
- ⑧ペット専用ビーチの整備と運営
- ⑨水中文化遺産を対象としたダイビングスポット整備
- ⑩水辺環境に適合する屋上緑化手法
- ⑪ビーチクラブによる海岸の利用促進と管理
- ⑫ウォーターパークの整備と海水浴場活性化
- (c)ウォーターフロントの減災・安全対策
- ⑬津波避難誘導標識の効果的な設置方策
- ⑭海洋レクリエーションの津波避難対策
- ⑮鉄道路線が津波避難行動に及ぼす影響
- ⑯津波避難タワー・避難シェルターの有効配置の研究
- ⑰津波避難ビルの建築を誘導する条例制度
- ⑱津波記念碑の市民認知継承に関する研究
- ⑲船舶を用いた帰宅困難者輸送の研究
- ⑳津波ハザードマップの表記の統一化と有効活用策
- (d)ウォーターフロントの景観計画とデザイン
- ㉑水辺景観を向上させる保存船舶の展示方策
- ㉒海岸景観に調和する擬岩・擬木の適正利用
- ㉓水辺環境を活かすボードウォークの適正利用
- ㉔水辺景観を引き立たせる防護柵のデザイン
- ㉕景勝地における消波ブロックの景観調和
研究室で身につくスキル
卒業するまでに、次の3つのスキルを身につけることを研究室のモットーにしています。
- 社会人として最も大切なのは時間を守り、有効に時間を使えることです。ゼミナールで最初に学ぶのは「時間の管理」です。時間を目で見て把握、主体的に時間を管理し、破綻のないスケジューリングを計画・実践する技術を身につけます。
- 研究テーマは、現在のウォーターフロント空間で不満に感じていること、将来、必要になってくることを考え、学生自らが提案します。計画や企画の分野で就職を目指す人は、社会を観察し、「ニーズを掘り起こす能力」が必要です。
- どんなに優れた研究でも、人に上手に伝えることができなければ価値を認めてもらえません。原稿を見ず、自分の言葉で、誰にでもわかるように、決められた時間の中で、興味を引きつけ飽きさせない「プレゼンテーション力」を養います。
教員紹介
- 寺口 敬秀
- 助教
- 桜井 慎一
- 特任教授